腰痛の原因

女性の腰痛というのは、男性にくらべると症状が深刻であるケースも少なくありませんが、
やはり男性にはなくて女性特有の腰痛の多くが、生理や子宮との絡みの可能性が
圧倒的に大きくなります。

腰痛に発展する場合は、深刻な状況になる一歩手前の段階であることが非常に多いため
注意が必要です。

今回は、女性特有の腰痛についてお話したいと思います。

女性特有の腰痛の原因のトップは、「月経困難症」です・・・などというと、
「何ですかその病気は！？」とびっくりする顔をされる方が多いのですが、
実はこの「月経困難症」という病気はおそらく誰もが知る病気であるといえるでしょう。

というのも、実はこの月経困難症というのは、一般には「生理痛」として知られているからです。

女性の生理による腰痛は、やはり骨盤の変形に起因するケースが多いです。

女性の生理というのは、出産の準備段階であるととらえられますので、骨盤が
開き気味になるというのが主な生理現象になります。

その関係で、腰部に強い痛みをともなうケースが多いのです。

月経困難症(生理痛)にくらべるとかなり深刻な病気が、「子宮筋腫」です。

子宮筋腫とは、子宮の筋層に存在する平滑筋細胞由来の良性腫瘍です。

悪性腫瘍になる確率は非常に低いので基本的には放置していて問題ありません。
ただ、この腫瘍が大きくなりすぎると、腰痛だけでなく便秘や泌尿器系のトラブルに発展してしまいます。

これも子宮の病気の中では非常に症例が多い病気ですから、あまりにも腰痛がひどかったり、
生理不順が続いたりする場合、子宮筋腫の検査を病院でしてもらうことをおすすめします。

子宮の病気というと、子宮筋腫に並んで多いのが、子宮内膜症という病気です。

この病気についても、激しい腰痛をともなうことがありますので、「また生理の腰痛かな・・・」
などと軽んじることなく、強い痛みを覚えたら、すぐにでも病院に行って検査をしてもらうのが
一番安心できるでしょう。

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