椎間板ヘルニアの原因




できればなりたくない椎間板ヘルニア…その原因は?

つらい痛みをもたらす椎間板ヘルニア。そもそもどうして発症してしまうのか、気になるところです。

 

ここでは、椎間板ヘルニアの原因についてのべてみます。

 

おおざっぱにいうと、椎間板ヘルニアは「日常習慣」と「身体の老化」によってもたらされる病気です。具体的には以下の4点が原因と考えられます。

 

@ 日常生活での急な動作

 

A “姿勢の悪さ”からくる背骨のゆがみ

 

B 椎間板の老化

 

C 骨の老化

 

今日生まれた赤ちゃんでさえ、生まれ落ちた瞬間から老化ははじまっています。それが生きているということです。

 

ですから老化自体は予防することも回避することもできないにしても、たとえば、とつぜん後ろを振り返る、無防備に重い荷物を持ち上げるなどの日常生活上の動作や、同じ姿勢をつづけた結果のくずれた姿勢などは、

 

これらが椎間板ヘルニアの誘因になることを「意識」し、普段から気をつけることで、激痛をもたらす椎間板ヘルニアを予防することはできます。

日常生活での急な動作

中腰で重いものを運んだり、ゴルフ、スキー、テニス、野球の素振りなどのスポーツで腰を強くひねったりして、腰にチクッと痛みを感じたり、ヒヤリとしたことのある方は意外と少なくないのではないでしょうか。

 

そういう私も、椎間板ヘルニアになる前、ヒヤリとした経験が何度かありました。

 

これらの行動や行為に共通しているのは、背骨に無理なかたちで強い負担をかけていることです。そのため、これらの動作をくり返したり反復することは、潜在的に椎間板ヘルニアになる危険性が上がることにつながっています。

 

しかし、たとえば重い荷物を持つときは、まず腰を落として荷物に身体をなるべく近づけ(テコの原理の応用)、「さあ、今から荷物を持ち上げるぞ」と背骨にいい聞かせて、イメージとしては手ではなく背中全体で持ち上げるようにする…これだけでも、背骨への無理な負担をグンと軽減することができるのです。

 

日常生活のなかでこれまで無造作にやってきたひとつひとつの動作を、これからは、人体の大黒柱=背骨を「意識」しながらやっていく…これが“ヘルニア封じ”の第一歩といっていいでしょう。

 

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「姿勢の悪さ」からくる背骨のゆがみ

姿勢がくずれた状態で長い時間椅子に座りつづけたり、習慣的に足を組んだり、畳の部屋で横座りするなど、身体に歪みをつくる姿勢をくり返すと、知らないうちに背骨や骨盤がズレやすくなってしまいます。

 

骨盤がズレて傾いてしまうと、背骨(腰椎)も傾くことになり、 「骨盤がズレる体がゆがむ」といった、身体の「ゆがみのスパイラル」に陥ってしまいます。

 

身体のゆがみは、さまざまな腰痛を引き起こす要因となる猫背のほか、O脚や外反母趾などの原因にもなります。当然、内臓の位置もズレるため、消化器系の疾患までも引き起こしかねません。

 

このように、知らないあいだに「姿勢の悪さ」は、あなたの幸せな日常に不調を呼びこむ“サイレントキラー”といえます。生活の質を維持してよりよい人生を送るために、日頃から「正しい姿勢」を保つように心がけましょう。

 

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椎間板の老化

椎間板は首から腰まで23個あります。その成分の80%以上は水分でできています。このぷるぷるした椎間板がクッションとして機能して、寝てるだけで約30kg、立つだけで約100kg、前かがみになったら体重の何十倍という大変な負荷から背骨を守ってくれています。

 

私たちは、ふだんまったく椎間板のことを意識していないのですが、24時間体制で私たちを衝撃から守ってくれているのですね。

 

しかし、10代後半をピークとして、椎間板の水分が減って弾力性を失う脱水現象がはじまるといわれています。椎間板はとてもデリケートなのです。

 

人の身長が20歳代を最高にして、年とともに低くなっていくのも、この椎間板の脱水現象がおもな原因とされています。

 

椎間板の脱水現象の進行は椎間板ヘルニアにも大きく影響します。弾力性を失った椎間板が、なにげないほんのちょっとした動作による衝撃や圧迫にたえられず、髄核が突出したり脱出しやすくなってしまう。その髄核の突出や脱出が、すなわち椎間板ヘルニアです。

 

骨の老化

加齢による骨の老化だけでなく、見逃せないのは、偏食や過激なダイエットなどによるカルシウム不足が、骨粗しょう症や骨の変形を引き起こし、ちょっとした衝撃で骨が欠け、椎間板をつぶしてしまうことがあることです。

 

ふだんの食事でカルシウムを意識的に摂るようにしましょう。大根、小松菜、モロヘイヤ、ししゃも、いわしなどにカルシウムは多く含まれています。

 

しかし、カルシウムは吸収率の低い栄養素なので、吸収率をアップさせるビタミンDが多く含まれるうなぎやかつおなどの青魚や卵の黄身などをいっしょに食べたり、食後にビタミンDを合成する日光を30〜1時間浴びるのが効果的とされています。

 

と言ってもなかなか普段の生活の中で十分な野菜を取ったり出来ない事が多いですよね〜

 

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