人類の進歩に対応できなかった腰の構造が腰痛の原因
本来、動物は全て4足歩行で生活する生き物でした。
したがって、ほとんどの生物は背骨が横向きの状態で生活することになります。
これは猿やオランウータンのような霊長類の場合でも同様で、重心を低く構えて生活しています。
そうすると、建物で言う梁(はり)のような役目をすることになり、背骨への負担はそこまで大きなものではありません。
人間の腰の構造は2足歩行に適応できるように進化していません。
本来横向きであるべき背骨は建物で言うところの柱の役目を担うことになりました。
そして、それを支える骨盤の構造は横向きに近いまま。したがって、上半身の体重は背骨を通して骨盤で全て支えることになってしまいました。
人間の腰に限らず、狭い面積で重いものを支えようとすると大きな負担になります。特にその角度が斜めという状況であれば負担がかからないはずがないのです。
したがって、腰痛の原因は人間の身体の構造にあるのです。
腰周りの筋肉が弱ると腰痛になる
このように、腰の構造は人類の生活様式に対して非常にいびつに作られています。
したがって、腰痛になるのは背骨の構造にも原因があることはお分かりいただけるでしょう。
例えば、長年の悪い姿勢が腰痛の原因になると言われているのはこうした事情があるからです。
しかし、原因は腰、特に骨盤の構造に限りません。腰周りの筋肉が弱っていると腰痛になる可能性もあります。
私たちは普段意識することなく、腰を曲げたり伸ばしたりしていますよね。このことが腰に対して負担をかけ続けていることになります。
年齢とともに筋肉が弱っていく例もありますし、重いものの持ち運びなどが原因で筋肉が過労状態になっていることも考えられます。
したがって、筋肉が腰痛の原因となることもありうるのです。
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