保存療法とは何か？
一般的に腰痛の治療方法は外科手術を行う方法と保存療法に分かれます。
保存療法とは出血を伴わない治療法のことです。例えば、理学療法、安静、牽引、薬物療法、心理療法といった細分化ができます。
つまり、身体の状態を維持したまま（外傷をつけずに）治療するということになります。
腰痛の治療には理学療法が行われるケースも多いです。いわゆる、腰痛体操や電気療法、温熱療法による治療が挙げられます。
いわゆる理学療法士、作業療法士といった資格者はこれらの治療に大きく関わってきます。
医師の指導の下、適切な療法（運動やマッサージといった物理的手段が中心）で身体機能を改善することになります。
腰痛に効果的な保存療法は安静、姿勢矯正、生活習慣の改善
様々な保存療法が存在する腰痛ですが、薬物やブロック注射を行うものと、安静や姿勢矯正、さらには適正体重までのダイエットや食事療法といった生活習慣の改善による療法と２種類に分けることができます。
腰痛の原因の中には背骨が変形してしまったために骨盤などへ大きな負担がかかっているという可能性があります。姿勢矯正はこういった骨格の歪みを正常化することで腰痛を改善していく療法です。
コルセットの装着などは行いますが、基本的にはそれ自体で薬を内服することなどはないので安心して取り組むことができます。
また、保存療法の中には食生活の改善や運動の習慣化による体重管理も含まれています。
上半身の体重を一気に支える腰は常に大きな負担がかかっています。したがって、腰への体重によるストレスを少しでも軽減するためには体重の管理も重要なのです。
腰痛には薬物療法や神経ブロック注射との併用を
神経ブロック注射は腰痛に対して非常に効果的な保存療法と言われています。
というのも、一旦腰痛になってしまうと「痛みを感じる→痛みを感じた箇所の血管が収縮する→腰周りにスムーズに栄養が行き渡らなくなる→腰痛が進行する」という悪循環に陥ってしまうのです。
神経ブロック注射は要するに腰痛の原因となるトリガーポイントブロック、神経根ブロックなどに注射打つことで痛みを緩和する局所麻酔です。
神経ブロック注射はほとんど副作用が無いのですが、ごくまれに発生する可能性はあります。
例えば針穴からの感染や出血といったものがそれにあたります。
しかし、この確率は0.05%程度とまず副作用の心配はありません。
さらに、こういったリスクは専門のクリニックや専門医が居る病院などで受診することでほぼ0に防ぐことができます。
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